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山岸千穂 個展
「 一条の光」
会期:
2023年3月15日(水)〜4月1日(土)
一条の光とは、闇に差し込む一筋の光のことで、絶望などの状況下においては希望を意味します。
作家はこれまで現代社会の先の見えない暗闇に必要な希望の光や苦境を打ち砕く力の象徴として作品を制作してきました。
この度は未だ混乱の絶えない世界に一条の光を投じたいと、自身を代表するモチーフ等の原点を見つめながら、その発展した姿を表現いたします。
山岸千穂は幼少の頃から書の道で磨き習得した卓越した運筆の技術を基礎にして、現在は立体感・質感・陰影感などの表現方法を西洋画の古典から、線描やモチーフの描き方を中国と日本の水墨画の古典から改めて学び直し、その融合を目指すべく研鑽を積んでいます。
作品のモチーフは神話や故事、伝統芸能などの世界で特別な力を持つ、古来より日本人の文化、習俗、信仰に根差した生き物が多く、先の見えない現代社会で鑑賞者を静寂の内にも強く優しく鼓舞できるように、と作品を制作しています。この機会に是非ご高覧ください。