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島﨑良平 個展
「東京浮幽女子」展
会期:
2020年8月20日(木)〜9月12日(土)
新月の暗闇とそこに息づく気配や、山頂の木に残る両手ほどある熊の爪の跡、近所に棲みついたズボン狸(疥癬で上半身だけ脱毛した狸)、庭に生えてくる桔梗や、萩、幼少の頃よく行った川から釣りあげた山女の感触、自然の中で、様々な命に囲まれて生活していると、体が揺すられるような瞬間が時々あります(命の共振)。そういう時、絵でそんな命たちとつながりたい、描きとめたいという気持ちになります。一方では、同じ視点から人間の美しい躯を描きたいとも強く思っています。
理性と本能、人工と自然、現実と想像などが騒ぎながら、“ないまぜ”になった世界をあこがれと愛情を持って描きたいと思います。(島﨑良平)
島﨑良平は、浮世絵の伝統的なモチーフを引用しながらも、現在に根差した実感のある浮世絵を意識して現代的なテーマを取り扱いつつ、独特の感性でユーモアや見立てを含ませた描写にし、独自の世界観を生み出している、現代の浮世絵師です。その世界観を表現する運筆の技術にも近年一層の磨きをかけています。2020年「第32回全日中展・東京書画芸術大展」(公募展)にて外務大臣賞を受賞。
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<第32回 全日中展・東京書画芸術大展
外務大臣賞受賞>
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