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藤田朋一 個展

「机上の誉」展

会期:2019年11月7日(木)〜11月30日(土)

 

藤田朋一は日本の神社仏閣等の伝統様式から着想を得て、歴史的事象・伝統的建築・現代の 工芸技術を融合させて制作する作品を通じて伝統と現代性を再構築し提示する彫刻家です。
今回の個展は「誉」というエンジンがテーマです。これは太平洋戦争末期に投入された高性能でありながらも、 当時の諸条件により本来の性能を発揮できずに終戦を迎えた、悲劇のエンジンです。 作家は、『このエンジンの製造に関わる設計者や工員たちは、それが戦況を一変させることはありえないと感じていながら、 事実に目を塞ぎ、本来の目的である「戦争に勝つ」ことよりも、 新規的な設計をする「誉」(名誉)で、自らを納得させたのではないか。 そして、このような、目的達成のために真理を追求することを避け、眼前の誉を担保する考え方は、 現代の日本にも根強く流れているのではないか』と考えます。
今回の展示では、これまでとは異なる素材と現代的な工芸技術を駆使し制作した作品を通じて、 現代の人々の盲目的な「机上の誉」について問いを投げかけます。

机上の誉 シリンダー1

机上の誉